ゆりかごの中で 瞬く遠い日 微かに覚えてる 恋歌の調べ           伝えたい事は 何度も聞かせて 窓辺の鈴蘭は いつしか枯れた 強く照りつけだす 歪んでる太陽 今ここにイタイ  だけなのに どこでも構わないよ 貴方だけ感じたら 揺らぎそうな心   激しく燃やして 気づいてしまう前に 静かに奪われたい 迷い込んでみたら  いつのまにか優しく 響く歌声が   まがいものならば この舌を絡めて 噛み切るでしょう 連れて行って欲しい それだけでいいのに またさりげなくね  はぐらかす つかんでみせましょうか 厳かに艶やかに 産声を挙げて 途絶えた禊を 気づいてしまうならば 密やかに艶やかに 群青の春を 誘うように届けて どこでも構わないよ その体感じたら 揺らぎそうな心   激しく燃やして 気づいてしまう前に 静かに奪われたい 迷い込んだ場所は  いつのまにか優しく